4つのみかんの効果・効能 |
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疲労回復!運動後や疲労を感じたら、みかんで一息! |
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「酸っぱい」と感じる酸味の成分である『クエン酸』には、疲労物質である乳酸を分解して体内の蓄積を防いでくれる(キレート作用)効果があると言われています。 |
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風邪予防!みかんを美味しく食べて風邪予防!! |
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みかんにはビタミンCがたっぷり! みかんには100gあたり約33mgのビタミンCが含まれています。 成人1日のビタミンC摂取量目安が100mgと言われていますので、3個ほど食べれば約1日分が摂取できます。 ビタミンCは活性酸素の働きを抑制する抗酸化作用があります。 活性酸素による免疫細胞の機能低下を防いでくれるので、体内に侵入したウイルスをやっつける白血球の働きを助けてくれます。 さらに、ウィルス侵入を防ぐ粘膜の原料となるコラーゲンの生成に必須の栄養素なので、風邪予防につながります。 |
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便秘解消!みかんで腸をきれいに!! | ||
みかんに豊富に含まれる食物繊維で腸のお掃除!! 特に、皮の内側にある白いすじや薄皮などに食物繊維の一種であるペクチンが豊富に含まれています。 食物繊維は、腸内の善玉菌の繁殖を助けて腸内環境を整え、便秘の解消などの効果が期待できます。 白いすじや薄皮が気にならないという方は、便秘解消を意識して一緒に食べたほうがいいかも!? (すじや薄皮が気になるという方はストレスになるので、無理に食べないほうがいいかもしれませんね!) 「免疫細胞は腸で作られる」と言われていますので、腸をきれいにすれば健康増進にもつながります。 |
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美肌効果!みかんで女性に嬉しい美肌・美白!! | ||
『美容成分コラーゲン』・・・・・・みかんに豊富に含まれているビタミンCとビタミンAはコラーゲンの生成に必須の栄養素です。 もしビタミンCが不足するとコラーゲンが作られにくくなって血管がもろくなりますので、お肌のダメージになります。 また、コラーゲンには皮膚のメラニン色素の生成を抑える作用があると言われていますので、美肌・美白にも嬉しい効果が期待できます。 |
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まとめ | ||
旬のみかんを食べて健康に!! | ||
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みかんについてもうちょっと詳しく見てみましょう! | ||
みかんの主な栄養成分(可食部100gあたり) ●ビタミンC・・・約33mg ●カリウム・・・約150mg ●カルシウム・・・約15mg ●葉酸・・・約22μg ●ビタミンA(レチノール当量)・・・約92μg ●クエン酸・・・約1g ●食物繊維(ペクチン)・・・約0.4g ●鉄・・・約0.1mg |
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ではそれぞれの栄養成分について見てみましょう | ||
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ビタミンC ビタミンCは、水溶性ビタミンの一つです。 16世紀から18世紀にかけての大航海時代、船員たちに壊血病が流行しました。 長旅に有効な長期保存ができる干し肉等を主に食べていたことで、新鮮な野菜や果物の摂取量が極端に少なかったことが原因でした。 そこで、オレンジ果汁を持ち運び入れて摂取することで壊血病を予防することができたのでした。 このオレンジ果汁に含まれていたのがビタミンCだったのです。 多くの哺乳動物では体内でブドウ糖からビタミンCを合成することができるのですが、私たち人間はビタミンCの合成に必要な酵素がないので、体内でビタミンCを合成することができません。 そのため、食事など外部からからビタミンCを摂取しなければならないのです。 ●ビタミンCの吸収と働き ビタミンCはアスコルビン酸ともいわれ、骨や腱などの結合タンパク質であるコラーゲンの生成に必須の化合物です。 ビタミンCが不足するとコラーゲンが合成されないために、血管がもろくなり出血を起こします。 これが大航海時代に船員たちを困らせた壊血病です。 壊血病以外の症状としては、イライラする、顔色が悪い、貧血、筋肉減少、心臓障害、呼吸困難などがあります。 また、毛細血管・歯・軟骨などを正常に保つ働きがあるほか、皮膚のメラニン色素の生成を抑え、日焼けを防ぐ作用や、ストレスや風邪などの病気に対する抵抗力を強める働きがあります。 最近はビタミンCの抗酸化作用が注目され、がんや動脈硬化の予防や老化防止に有効であることが期待されています。 ●ビタミンCの1日の摂取基準量 人間はビタミンCを体内で作れないため、成人では1日の推奨量が100mg(2015年版食事摂取基準)と設定されています。 また、通常の食事による過剰摂取の報告はないため、耐容上限量は定められていません。 しかし、ビタミンCの摂取量と排泄量を考えると、通常の食事以外に、サプリメントから一日当たり1g以上のビタミンCを摂取することは推奨できないとされています。 体に良いからと言って、過剰に摂取してしまっては逆効果というわけです。 みかん3個分くらいがちょうどいいということですね! ●ビタミンCが不足するとどうなる ビタミンCが不足すると、壊血病・皮下出血・骨形成不全・貧血などになるおそれがあります。 ビタミンCは水溶性ビタミンであり、余剰分は尿と一緒に排出されるため過剰症はないとされてきました。 しかし近年、ビタミンCの過剰摂取により、虚血状態により組織や細胞中の酸素濃度が低下した場合には、活性酸素を産生し、細胞死を引き起こす可能性が示唆されています。 まだはっきりした結論は出ていませんが、サプリメントなどを利用する際は注意しましょう。 ●風邪予防にビタミンCを摂るのが効果的な理由 ★風邪ウイルスと戦う白血球の働きをサポート 体内にウイルスが侵入すると、白血球がこれを撃退する役割を担いますが、ビタミンCはこの白血球の働きをサポートしてくれるのです。 ビタミンCは、血中濃度を1とすると、胃では7倍、脳では20倍、白血球では80倍のビタミンCが必要だそうです。 白血球がウイルスと戦いやすくするために、ビタミンCが重要であることが分かります。 ★のどや鼻の粘膜を強化し、風邪ウイルスの侵入を防ぐ 先ほども述べましたが、コラーゲンは骨や腱などを生成するための接着剤となる結合タンパク質ですが、そのほかにもコラーゲンは粘膜の材料となります。 ビタミンCが不足するとコラーゲンが減り、粘膜が生成されにくくなり、ウィルスの侵入を防ぎきれなくなって風邪をひきやすくなってしまいます。 ビタミンCを摂取することで、粘膜が強化され、ウイルス侵入を防ぐことができ、風邪予防につながるのです。 ★ストレスが溜まっている人は、ビタミンCが足りていない可能性が高い ストレスが溜まると、免疫力が落ちて風邪を引きやすくなると言われています。 「アドレナリン」という名称は聞き覚えがあると思いますが、またの名を「闘争か逃走 (Fight-or-Flight)」ホルモンと呼ばれています。 「アドレナリン」は、敵から身を守ったり、あるいは獲物を狩るために戦うなどといった、命に危険が及ぶような相当なストレス状態の時に分泌されるホルモンです。 このストレスに対抗する「アドレナリン」を生成するのに、大量のビタミンCが使われます。 先ほど、ビタミンCは血中濃度を1とすると、胃では7倍、脳では20倍、白血球では80倍と説明しましたが、アドレナリンを生成する副腎ではさらに150倍と言われています。 ストレスが溜まると、大量のビタミンCがコラーゲン生成よりも優先してアドレナリン生成のために使われてしまいます。 うので、コラーゲン生成に必要なビタミンCが不足してしまいます。 このために、ウイルスへの抵抗力が弱まってしまい、かぜをひきやすくなってしまうのです。 ストレスは、精神的なものだけではなく、騒音・過労・睡眠不足・暑さ・寒さも、すべてがストレスになります。 現代はストレス社会と言われており、ビタミンCが大量に消費されやすい環境となってきているので、どうしてもビタミンC不足に陥る人が増えているのです。 「ストレスが溜まっている人は風邪を引きやすい」と言われるのはこのような理由からなのです。 不足しがちなビタミンCを積極的に摂取することで、風邪予防につながる可能性がより高いのです。 上手に美味しくビタミンCを摂取できるのが「みかん」なのです。 |
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カリウム ●カリウムとは カリウムは成人の体内に約200g含まれていると言われているミネラルです。 その大部分は細胞内に存在し、ナトリウムと相互に作用しながら、細胞の浸透圧を維持したり、水分を保持したりするのに重要な役割を果たしています。 近年、カリウムの摂取量を増やすことによって、血圧の低下、脳卒中の予防、骨密度の増加につながることがわかってきました。 ●カリウムの吸収と働きと効果 私たちの体の中の細胞は約70兆個あると言われています。 その一つ一つが細胞膜に包まれています。 その細胞膜内にはカリウム、細胞膜外にはナトリウムが多く存在しています。 その細胞膜の内外のカリウムとナトリウムといったミネラルのバランスがちょうどよいところで維持されて、私たちは健康的な生活が送れるようになっています。 ところがこの二つのミネラルのどちらか、あるいは両者とも過剰または不足すると、細胞内外のミネラルのバランスが崩れてしまいます。 基本的に、ナトリウムは細胞膜内に入り込んで細胞内の水分を保ち、カリウムは細胞膜内に過剰に入り込んだナトリウムを水分と一緒に排出する働きをしています。 ナトリウムとカリウムはちょうど対の働きがあると言えばわかりやすいかもしれません。 もし、ナトリウムを過剰に摂取してしまうと、必要以上にナトリウムが細胞膜内に入り込み、カリウムによる排出が間に合わなくなってしまうと、細胞がパンパンに膨れ上がってしまいます。 細胞が膨れ上がってしまうと、細胞自体が硬くなって柔軟性を失ってしまい、細胞が破裂してしまうことがあります。 こうして細胞が硬くなってしまって起こる病気が高血圧や脳卒中といったものです。 また、もしナトリウムが不足してしまうと、細胞内の水分が不足してシワシワになってしまい、細胞が元気を失ってしまいます。 通常の食事ではほとんどナトリウム不足になることはありません。 しかし、塩分をいかにも悪者のように、なんでもかんでも「塩分控えめ」にしてしまうと、ナトリウム不足に陥ることにつながります。 ですので、塩分を取りすぎず、控えすぎず、「ごく普通」の食事をしていれば、ナトリウム不足の心配はほとんどないといえるでしょう。 ●体内のカリウム・ナトリウム不足に陥る場合があります 先ほども説明したように、ごく普通の食事をしていれば、ナトリウム不足になることはまずありません。 しかし、ある時にナトリウム不足に陥る危険性が高まることがあります。 それは、夏場や激しい運動をして大量に汗をかいた時です。 汗をかくと、ナトリウムやカリウムといった生命維持のためのミネラルが体外へ排出されていまします。 汗をかいたときは、水だけでなく塩分などのミネラルも一緒に摂取する必要があるといわれているのはこのためです。 汗をかいたり、おしっこをすることで、体内の過剰な塩分などのミネラルを体外に排出してくれます。 ところが汗をかくのを抑えたり、おしっこを我慢すると、排出されるはずの塩分が体内を再循環してしまい、体に悪い影響をもたらします。 夏の暑い時期にエアコンがよく効いた室内に長時間とどまっているのは、こういった面から控えた方がいいかと思われます。 汗をかくのを強制的に抑え込んだり、おしっこを我慢することは、なるべく避けた方がよいでしょう。 この「過剰な」塩分を体外へ排出したり、汗を抑えたりおしっこを我慢したときなどに塩分が体内を再循環したときに細胞内への再吸収を抑える働きをするのがカリウムなのです。 ●カリウムの1日の摂取基準量 日本人の食事摂取基準(2015年版)では、体内のカリウム平衡を維持するために適正と考えられる値を目安量として、18歳以上男性では1日2,500mg、女性では2,000mgです。 また現在の日本人の摂取量を考慮した、高血圧の一次予防のための目標量として、18歳以上の男性では、3,000mg、18歳以上の女性では、2,600mgが設定されています。 世界保健機構(WHO)が2012に提案した高血圧予防のために望ましい摂取量は成人で1日に3,510mgとされています。 また、腎機能が正常であり、サプリメントなどを使用していない場合は、通常の食事で過剰症になるリスクは低いと考えられるため、耐容上限量は設定されていません。 ●カリウムが不足するとどうなるか カリウムは動物性食品や植物性食品に豊富に含まれているので、通常の食事をしていれば、まず欠乏症になることはありません。 しかし、激しい嘔吐や下痢の場合、利尿降圧剤の長期使用の場合などでは、カリウムの排泄量が増し欠乏することがあります。 カリウム欠乏の主な症状は、脱力感、筋力低下、食欲不振、骨格筋の麻痺などです。 ●カリウムの過剰摂取の影響 過剰症も通常の食事では心配ないですが、腎臓の機能が低下している場合は注意が必要です。 カリウムは大部分が尿中に排泄されますが、腎不全などで腎機能が低下するとカリウムがうまく排泄されなくなり、高カリウム血症になります。 高カリウム血症になると、筋収縮が調節できなくなり、四肢のしびれ、心電図異常などの症状が現れ、重篤な場合は心停止を起こすこともあります。 腎機能は加齢により衰えてくるため、腎臓疾患は高齢者に多く見られます。 腎臓に障害がある場合は、医師からカリウムの摂取量を制限される場合があります。 |
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カルシウム ●カルシウムとは カルシウムは、体重の1〜2%(体重50kgの成人で約1kg)含まれており、生体内に最も多く存在するミネラルです。 その99%はリン酸と結合したリン酸カルシウム(ハイドロキシアパタイト)として骨や歯などの硬組織に存在し、残り1%は血液、筋肉、神経などの軟組織に存在しています。 ●カルシウムの吸収と働き カルシウムは主に小腸で吸収されますが、吸収率は成人で20〜30%とあまり高くありません。 逆に言い換えると、摂取したカルシウムの70〜80%は体内に吸収されずにそのまま排出されてしまいます。 骨は約3ヶ月のサイクルで、骨形成(骨へのカルシウムなどの沈着)と骨吸収(骨からのカルシウムなどの溶出)を繰り返しています。 成長期には形成量のほうが吸収量より多く骨量は増加しますが、男性では50歳代から、女性では閉経後に、吸収量のほうが形成量を上回るため骨量が減少します。 カルシウムは、骨や歯の主要な構成成分になるほか、細胞の分裂・分化、筋肉収縮、神経興奮の抑制、血液凝固作用の促進などに関与しています。 ●カルシウムの1日の摂取基準量 日本人の食事摂取基準(2015年版)では、1日の推奨量を18〜29歳男性で800mg、30〜49歳男性で650mg、50歳以上の男性で700mg、18歳以上の女性で650mgとしています。 また、カルシウムの過剰摂取により、高カルシウム血症など健康被害がみられることから、耐容上限量は、18歳以上男女ともに1日2,500mgと設定されています。 ●カルシウムが不足するとどうなるか カルシウムが不足すると、骨や歯が弱くなります。 幼児では骨の発育障害が起こり、成長が悪くなります。 不足状態が長期間続くと、骨密度の上昇が妨げられて丈夫な骨が形成できなくなり、高齢期、特に閉経後の女性では、骨粗鬆症が起こりやすくなります。 また、神経や筋肉の興奮が高まり、テタニー(筋肉の痙攣)やてんかん(全身の痙攣)が起こります。 「イライラするのはカルシウムが足りない」などと言われるが、その根拠はここにあると言えます。 ●カルシウムの過剰摂取の影響 カルシウムの過剰によっても、高カルシウム血症、高カルシウム尿症、軟組織の石灰化、泌尿器系結石、前立腺がん、鉄や亜鉛の吸収障害、便秘などの様々な健康障害が起こります。 また、亜鉛や鉄などの他のミネラルの吸収も妨げられます。 通常の食事からでは過剰症はないと思われますが、カルシウム強化食品やサプリメントのとりすぎには注意が必要です。 |
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葉酸 葉酸とは 葉酸は水に溶ける水溶性ビタミンで、ビタミンB群に属します。 ほうれん草の葉から発見された葉酸は植物の葉に多く含まれ、黄色結晶で光や熱に不安定な物質です。 ビタミンB12とともに赤血球を作るので「造血のビタミン」といわれています。 葉酸の働き 葉酸は、たんぱく質や細胞をつくる時に必要なDNAやRNAなどの核酸を合成する重要な役割があります。 赤血球の細胞の形成を助けたり、細胞分裂が活発である胎児の正常な発育に役立ったりするなどの大切な働きをしています。 葉酸は細胞の分裂や成熟を大きく左右するため、特に胎児にとっては重要な栄養成分であるといえます。 妊婦が葉酸を十分に摂取することで、胎児の先天異常である神経管閉鎖障害のリスクを減らすことができます。 妊活中や妊娠中に葉酸が必要だと言われているのはこのためです。 最近では、成人において脳卒中や心筋梗塞などの循環器疾患を防ぐという研究結果が多数報告されています。 葉酸の1日の摂取基準 日本人の食事摂取基準(2015年版)では、葉酸の一日の摂取の推奨量を18歳以上の男女ともに240μgとされています。 妊娠を計画している、あるいは妊娠している女性は、胎児の神経管閉鎖障害のリスクを低減するために、一日240μgの追加摂取が推奨されています。 通常の食事をしている場合は、過剰摂取による健康障害の心配はまずありません。 ただし、男女ともに18〜29歳で900μg、30〜69歳で1000μg、70歳以上で900μgの耐容上限量が設定されています。 葉酸が不足するとどうなるか 葉酸が欠乏すると、巨赤芽球性貧血という悪性の貧血を引き起こすことがあります。 胎児の正常な生育にも不可欠なため、母体の葉酸が不足すると、胎児の神経管閉鎖障害や無脳症を引き起こします。 通常の食事では不足することはありません。 ただし、成長期の子どもの場合は、成長のために葉酸が大量に消費されるので、葉酸不足による巨赤芽球性貧血(悪性貧血)が起こりやすくなると考えられます。 葉酸を多く含む食べ物 ほうれん草60g中126μg、納豆50g中60μgに比べて、みかんは100g中22μgと比較的に含有量は少ないですが、葉酸摂取の補助になるので、積極的にみかんを食べたいところですね。 |
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ビタミンA ビタミンAとは 油脂に溶ける脂溶性ビタミンに分類されます。 また、植物に含まれるβ-カロテンは、摂取するとビタミンAに変換されるのでプロビタミンA(ビタミンA前駆体)と呼ばれ、ビタミンAの仲間に分類されます。 ビタミンAの吸収と働き ビタミンAには・・・ ●発育の促進 ●肌の健康維持 ●暗い所でも目が慣れて見えるようになる機能(視覚の暗順応)に関わる ●のどや鼻などの粘膜に働き、細菌から体を守り、抵抗力を高める などといったたくさんの重要な役割を持っています。 最近では上皮細胞で発癌物質の効果を軽減するといわれています。 ビタミンAの1日の摂取基準量 ビタミンAは脂溶性ビタミンであるため、体内に蓄積しやすく、過剰摂取の害が知られています。 そのため、食事摂取基準では上限値(耐容上限量)が定められています。 ビタミンAが不足するとどうなるか ビタミンAが不足すると暗順応障害が起こり、薄暗いところでものが見にくくなり、やがて夜盲症になります。 また、角膜や結膜上皮が乾燥し、角質化するほか、皮膚や粘膜でも、乾燥、肥厚、角質化が起こります。 このため、ウィルスなどの侵入を許しやすくなり、感染症にかかりやすくなってしまいます。 小児の場合は発達障害を引き起こす場合もあります。 ビタミンAを過剰に摂取するとどうなるか ビタミンA過剰症の症状として、頭痛や肝臓障害、口唇炎、脱毛症、食欲不振、筋肉痛などの症状が見られることが知られています。 ビタミンAの過剰症は通常の食事ではほとんど起こりませんが、サプリメントを利用したり、ビタミンAを特に多く含むレバーを過剰に食べたりする際は注意しましょう。 |
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クエン酸 クエン酸とは クエン酸は主に、レモン、みかん、グレープフルーツなどの柑橘類や梅干しなどに含まれる「酸っぱい」と感じる酸味成分です。 白色、または無色で水に溶けやすく熱にも強いことから、清涼飲料水やお菓子、ジャムなど味を良くするための酸味料としても幅広く使用されています。 店頭では、クエン酸はさらさらした白色の結晶性の粉末状で販売されています。 「酸っぱい」ので酸性だと思われがちですが、実は体内に入るとアルカリ性に変化するのです。 ちなみに、酸っぱい梅干しも「アルカリ性食品」なのです。 クエン酸の効果 ●疲労回復・筋肉痛の防止 身体が疲れているときは体内に「乳酸」がたまっている状態です。 この「乳酸」を分解するのがクエン酸です。 クエン酸は乳酸を分解して新陳代謝を助ける働きがあります。 だから疲労回復や筋肉痛に効果があると言われているのです。 ●血液の酸性化を抑制・血流改善 クエン酸は血中の乳酸を『クエン酸回路』に再度加えることにより、血液の酸化を抑え、血流をサラサラにしてくれます。 ●ミネラル吸収促進 クエン酸には、ミネラルやビタミン類を吸収しやすくする効果があります。 体内に取り込まれたミネラル類を酵素が触れる前にクエン酸が包み込み、酸化から守ります。 このため、活性酸素を抑え、老化予防につながると考えられています。 ●美肌効果 クエン酸によって新陳代謝が活発なるので、身体の細胞が正常に働き、古くなった角質をスムーズに剥がしてくれるので、美肌効果にも期待できます。 お風呂にクエン酸を入れるとお肌がスベスベになり、温まり効果が高まります。 また、クエン酸水(水100ml クエン酸約2g)をリンスの代わりに使うとしなやかな髪質になります。 ●食欲増進 クエン酸の酸味によって唾液や胃液の分泌が促されるので、食欲を増進させる効果があります。 ●ダイエット効果 クエン酸には、エネルギー代謝経路である「クエン酸回路」を活性化させる働きがあります。 日頃のバランスのとれた食事と適度な運動と共にクエン酸を上手に摂取することで、「クエン酸回路」を活性化させ、代謝アップにつながり、ダイエットにも期待ができます。 ●痛風にも効果が! 痛風は体内で合成される尿酸と、排出する尿酸のバランスが崩れることによって起きる病気です。 血中の尿酸濃度が高くなると、溶けにくくなった尿酸が関節液中で結晶化して沈着し、激しい関節炎と足の付け根の痛みを感じます。 なぜクエン酸が痛風の改善に効果があるのかというと、クエン酸には尿をアルカリ性にする性質があり、尿酸を尿中に排出しやすくしてくれるためです。 尿酸の材料となるプリン体を多く含む食品を制限するとともに、クエン酸を摂取することで痛風の改善が期待できると考えられています。 ミネラルの吸収をサポート 体の組織や機能を調整しているカルシウム・鉄・亜鉛などのミネラルは、非常に吸収しにくい栄養素のため、不足しがちになりやすいと言われています。 クエン酸は、これらのミネラルの腸からの吸収を高めてくれると考えられているので、不足しがちなミネラルの吸収をサポートしてくれます。 クエン酸の活用法 私たちの生活ですぐに取り入れることができるクエン酸の活用方法をご紹介します。 ●熱中症予防に 熱中症は、高温環境下で体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れ、体内の調整機能がうまく働かなくなることで発症します。 めまいや立ちくらみ、頭痛、嘔吐などの症状が出たら注意が必要です。 熱中症による脱水症状を改善するには水分だけでなく、ナトリウムなどのミネラルの摂取が大切です。 クエン酸はミネラルの吸収をサポートする働きも期待できるので、いつもの水分補給にクエン酸が含まれているものを使用すると、熱中症対策に有効であると考えられています。 また、熱中症は屋外だけでなく室内でなにもしていないときでも発症することがあります。 屋内にいるときにもこまめな水分補給を心がけましょう。 クエン酸は一度にたくさん摂っても時間が経過するとともに体外に排出されてしまいます。 一日何回かに分けて摂ること、毎日続けて摂ることをおすすめします。 ●食中毒予防に 気温の高い夏は食品が傷みやすい季節です。 クエン酸には殺菌効果があり、細菌の増殖を抑えて食べ物の腐敗を防ぐ効果もあります。 梅干しの入ったおにぎりや、お弁当箱の真ん中に梅干しが乗っている日の丸弁当が腐敗しにくいと言われているのはこのためです。 ●お掃除にも!? クエン酸は体内だけではなくお掃除にも役立ちます。 水道の蛇口やお風呂の鏡、湯沸かしポットなどに付着している白いくもりなどの汚れは、水道水に含まれているカルシウムが原因です。 この汚れ落としにもクエン酸が重宝されます。 クエン酸はカルシウムと結合しやすい性質があるので、汚れている部分をクエン酸液で軽く磨いたり、クエン酸を入れてお湯を沸かしたりすることで汚れを落とすことができます。 ぜひ、お試しを・・・ まとめ クエン酸は私たちの体の健康維持に役立つだけでなく、生活にも役立つものです。 上手にご利用してみてください。 |
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ペクチン ペクチンとは何か? ペクチンは最近、健康意識の高い方などから注目を浴びるようになってきた成分です。 ペクチンは、植物にある細胞壁に含まれている成分で、細胞をつなぎ合わせる接着剤的な働きをしています。 ペクチンの効果・効能は? ●腸内環境を整える ペクチンには、腸内に生息する善玉菌の繁殖を助けて腸内環境を整え、腸内の老廃物を排出しやすくしてくれる働きなどがあると考えられています。 このため、便秘を改善する効果が期待できます。 腸内環境が気になるときに利用したい成分ですね。 ●生活習慣病の予防 ペクチンには糖の吸収を抑制して血糖値の上昇を穏やかにする働きや、脂質の吸収を妨げてコレステロールの上昇を抑える働きなどが期待できます。 これらの働きから、動脈硬化や心筋梗塞、糖尿病など、生活習慣病の予防に役立つ可能性があるといわれています。 ●美容・美肌効果! ペクチンには腸内環境を整える働きがあることから、肌の健康維持にも役立つ可能性が期待できます。 美しい肌を保ちたい方も役立てたい成分ですね。 ペクチンがなぜ美容・美肌に効果があるのでしょうか? それは、ペクチンが腸内環境を整えて便秘の改善を図ると考えられているからです。 では、肌荒れになる原因を探ってみましょう。 肌荒れの原因にはいろいろ考えられますが、一つの大きな要因としては「便秘」があります。 長期間便秘が続くと、腸内には排泄するべき老廃物が溜まってしまいます。 そうなると、溜まった老廃物をエサにする悪玉菌が繁殖し、腸内でたくさんの有害物質が作られます。 腸内で悪玉菌によってつくられた有害物質が腸から吸収され、血液に乗って全身を巡ります。 血液中の有害物質は、通常であれば腎臓でろ過されて尿として体外へ排出されるのですが、ろ過しきれなかった有害物質は汗や皮脂と一緒に皮膚から体外へ排出しようとします。 体にとっては皮膚の健康維持よりも有害物質の排出のほうが優先順位は高いです。 有害物質の排出に追われ、肌がスムーズに代謝ができなくなるので、便秘になると肌荒れを起こしやすくなると考えられているのです。 ペクチンには、腸内環境を整える働きがあるので、有害物質の発生を抑えてくれます。 その結果、肌は本来の働きを取り戻し、きれいになると考えられています。 ●コラーゲンを束ねる ペクチンには、肌にうれしいもう一つの働きも期待できるといわれています。 それは、スキンケアに役立つケイ素が含まれているからです。 ケイ素には、「肌の潤いを保つ」「コラーゲンを再生する」「エラスチンやヒアルロン酸を束ねて肌を丈夫にする」、などの働きがあります。 コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸は肌のハリや弾力に関わる重要な成分です。 網目状に張り巡らされたコラーゲンが肌を形作り、それを支えるエラスチンがハリと弾力を生み出します。 これらの隙間を埋めるように存在するのがヒアルロン酸です。 このいずれかが欠けると、肌のたるみやしわ、乾燥などが目立ちやすくなります。 ケイ素を含むことからも、ペクチンは肌にうれしい成分といわれています。 このように、ペクチンは健康と美容を助けてくれる頼もしい成分なのです。 過剰摂取すると? 身近な食品に含まれる成分なので、基本的には安全性の高い成分と考えられています。 ただし、過剰に摂取すると、下痢や軟便、おならが出やすいなどといった症状が現れることがあります。 欠乏すると? 欠乏の影響は特にないと言われていますが、できることなら健康や美容面での効果・効能を期待して積極的に摂取したい成分でしょう。 温州ミカン 積極的に摂取したいペクチンですが、特にペクチンを多く含むのが、温州ミカンの果皮(薄皮)です。 みかんの果皮にも果汁にもペクチンが含まれているので、ペクチンを効率よく摂りたい方は、実と薄皮を丸ごと食べると効率よく摂取できるでしょう。 |
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まとめ | ||
健康や美容が気になる方は積極的に食生活に取り入れると良いでしょう。 ただし、健康や美容のためだと言って無理して摂取しては逆効果になるかもしれません。 効果的に摂取するコツは、「美味しく」いただくことです! |
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みかんの皮利用 | ||
みかんには、実だけでなく、皮にもいろいろな体にいい効果があります。 その一つが漢方としても薬効があると言われている「陳皮(ちんぴ)」です。 みかんの皮には・・・ ●咳を止める ●痰やのどの痛みを取り除く ●胃炎や胃もたれを緩和してくれる などの効用があります。 食べ終わったみかんの皮で陳皮作り 美味しく食べ終わった後のみかんの皮で、漢方の生薬「陳皮」を手作りしておくと、なにかと重宝します。 陳皮(ちんぴ)の作り方 @市販のみかんでワックスや農薬が心配であれば、重曹やぬるま湯で洗っておくといいでしょう。 Aまずは、みかんを美味しく食べましょう! B食べ終わったみかんの皮を適度な大きさにちぎり、ザルや干し野菜を作る万能ネットなどに広げます。 C日蔭の風通しのよいところに置いて、1週間から10日ほど、カラカラになるまで乾燥させます。 D密封できる容器や瓶などに入れ、湿らさないよう保管しましょう。 注)皮の裏についている白い部分にも大切な成分(ルチン)がありますので取らないでね! 陳皮は、出来るだけ古い物が良いと言われているので、手作り陳皮はできたら1年以上乾燥させてみましょう。 急ぐ場合は、とりあえずカラカラになればOKです! この陳皮を使って、いろんなことに利用してみましょう。 ●風邪の時「咳・喉の痛み・痰」などに陳皮 陳皮には、風邪の諸症状を緩和してくれる効果が期待できます。 陳皮は痰を溶かす働きや、咳を止める効果もあると言われています。 また、消化を助け、身体を中から温めてくれます。 煎じて飲む方法 @、陳皮と生姜のすりおろしをそれぞれ6g用意します。 A、@に水500ccを加え、半分の量になるまで煎じていきます。 B、Aに少しはちみつを加えて飲みます。 この量を3回に分けて飲みましょう。 粉にして飲む方法 @陳皮をミルやミキサーを使い粉状にします。 Aカップに陳皮の粉末を小さじ1(約3g)杯を入れ、熱湯を約300cc注ぐ。 B4〜5分蒸らす。 C出がらしとなった陳皮も一緒に飲みましょう。 お好みで砂糖やハチミツなどの甘みを加えても美味しく頂くことができます。 陳皮の粉末を野菜ジュースやスープ、豆乳などに混ぜて飲んでもいいかもですね。 咳、のどの痛みが楽になり、熱も下がってくる期待ができます。 ●胃の調子が悪いときにも陳皮 胃もたれや胃炎、胃弱など、胃の調子が今一つという時にもみかんの皮は重宝します。 @陳皮(陳皮がなければみかんの皮を小さく切って)フライパンで少し炒ります。 Aミルやミキサーなどで粉末にします。 Bカップに粉末約4〜5gとはちみつを少し入れ、お湯をそそいで飲みます。 胃が温められ、症状が和らぐことが期待できます。 胃の弱い方は、陳皮を粉末にして常備しておくと便利ですよ。 ●冷え性にみかんの皮風呂 みかんの皮をお風呂に入れて入浴すると、カラダをポカポカに温めてくれます。 体が温まって血行がよくなり、冷え性、リューマチ、神経痛、肩こり、腰痛、疲労回復、風邪予防などなど、いろいろな効果が期待できます。 @食べ終わったみかんの皮を用意します。 A5〜6個分のみかんの皮を布袋に入れ、お風呂に浸します。 みかんの皮の精油成分がお風呂に溶け出して、毛細血管を広げてくれます。 またビタミンCによる美肌効果リモネンによるリラックス作用も期待出来ます。 注意! ●柑橘系には光毒性物質が含まれているので、みかん風呂に入った後は紫外線(日光)を浴びないでください。 ●衣類が変質することがありますので、お風呂の残り湯を洗濯に再利用しないでください。 ●一度利用したみかんの皮は再利用しないでください。 ぜひ、食べるだけでなく、皮も上手に利用して、この冬の風邪対策してみてはいかがですか? |
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2019.11.4update | ||
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