日本が核兵器を持てない最大の理由

核を持つ侵略国家中国・ロシア・北朝鮮に取り囲まれた日本
いま日本は、核を持ち、侵略的国家である中国・ロシア・北朝鮮に囲まれてしまった。
彼の国々はそれぞれの理由で日本を恨み敵視している。

中国は日中戦争の恨み。
ロシアは帝政ロシアの崩壊の遠因となった日露戦争の恨み。
北朝鮮は朝鮮半島の分断の原因となった日本による朝鮮併合の恨み。

実際には彼らの恨みは全くの事実無根であり、なんの正当性もない。
しかしながら彼らは日本を狙っている。
彼らの目的は何か?
それは「日本」が「邪魔」であり、また「日本」が欲しいのである。

中国・ロシア・北朝鮮の歴史
簡単に、少しだけ歴史を振り返ってみる。

ロシアの歴史
まず、15~16世紀から始まったヨーロッパによる大航海時代と植民地政策から始まる。
ここでは詳細を省くが、ヨーロッパはアフリカ・南米を次々と侵略し、植民地化していった。
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ヨーロッパはアフリカ・南米を侵略・植民地化には飽き足らず、いよいよアジアへとその魔の手を伸ばし始めた。
そのような世界情勢の中、後れを取ったロシアが焦り始めた。
そこで不凍港を持たないロシアは南下を始めた。
どこに不凍港を作るか?
それこそ朝鮮半島であった。
朝鮮半島に不凍港を建設すれば、たやすく日本も含めてアジアの植民地化ができるようになる。
これがロシアの南下政策の目的である。

バルト海に展開していた、当時世界最強とうたわれていたバルチック艦隊を朝鮮半島に呼び寄せ、そこを母港としようとしていた。
バルト海からいよいよ朝鮮半島にさしかかろうとしたとき、連合艦隊司令長官・東郷平八郎が日本海軍を率い、このバルチック艦隊を打ち破り、ロシアの南下政策を頓挫させることに成功した。
このロシアにとっての敗戦がロシア国内に混乱をもたらし、帝政ロシアは崩壊した。

これがロシアの懐く日本への恨みである。

北朝鮮の歴史
次に北朝鮮の日本を恨む理由。
先にも述べたが、ロシアは不凍港を求めて朝鮮半島へと南下を始めた。
そこで中国(当時・清)の属国で、国であったものの国の体を全く成していなかった朝鮮に対し、「このままではロシアによって侵略され、悲惨なことになる」と訴え続けた。
しかし朝鮮国は「その時は宗主国である清が守ってくれる」とまったく聞く耳を持たなかった。
そこで日本は朝鮮について直接清と交渉を始めた。
世界の大国を自負し、開国間もない明治日本に対して清は舐めきっていた。
しかし清国の実情は酷いものであった。
アヘン戦争でイギリスに大敗を喫し、それが清国内に混乱をもたらし、太平天国の乱等の内乱が相次ぎ、ロシアが狙う朝鮮半島を守るどころではない状況に陥った。
とうとう日本と清国と衝突するしかない状況となり、日清戦争が始まった。
この日清戦争の目的は、まさに「朝鮮の完全なる独立」である。
清国ニ対スル宣戦ノ詔勅(しんこくにたいするせんせんのしょうちょく)
これを読めば、日清戦争の目的が「朝鮮の完全なる独立」であること、一目瞭然である。
清に打ち勝った日本は、莫大な税金を使って朝鮮を立て直し、独立国としての地位を確立させた。
ところが・・・である。
朝鮮総督府に伊藤博文が任命された。
この伊藤博文、日本では天皇に次ぐ地位である元老院にして日本の初代総理大臣である。
日本を代表して、伊藤博文が日本の全権を背負って朝鮮の完全なる独立を監督していた。
この伊藤博文を、あろうことか朝鮮の独立運動家・安重根によって暗殺されてしまったのである。
そもそも、完全なる独立を目指していた伊藤博文を、独立運動家である安重根が暗殺したのである。
伊藤博文はまったく朝鮮併合を考えていなかったにもかかわらず・・・である。
朝鮮の独立を助けてもらった恩人であり、また清やロシアといった列強を打ち破ってきた日本の、それも日本の序列第二位の人物を、朝鮮人が暗殺してしまったのである。
朝鮮は大いに恐れ、そして大いに動揺した。
そこで朝鮮はどのように日本に詫びをいれたのか。
それこそが、朝鮮を日本に任せるという手段である。
これが「朝鮮併合」である。
この朝鮮併合は日本の敗戦まで続くこととなる。
北朝鮮は(韓国の一部の人も含めて)、日本は朝鮮を植民地化した悪の国だと主張しているが、その主張は全く的外れである。

さて日本の敗戦後、共産国家ソビエト(帝政ロシア崩壊後にできた)が中国とともに朝鮮半島になだれ込んできた。
これを日本の占領していた連合国軍はすぐさま朝鮮半島に出兵した。
これが「朝鮮戦争」である。
やがてこの朝鮮戦争が停戦(あくまでも停戦であり、終戦ではない)となり、38度線で分断され、朝鮮半島に韓国と北朝鮮という二つの国家が成立した。

この歴史を知ってか知らずか、北朝鮮は「この朝鮮半島は本来は我々の土地だ。この分断をもたらしたのは日本が植民地化したことが原因だ」と主張している。
「北朝鮮国民が苦しみ、我々が軍事増強しなければならないのは日本の所為なのだ」というのが、北朝鮮が日本の恨む理由である。

中国の歴史
先にも述べたとおり、中国は日清戦争で日本に屈辱を味わった。
そして日中戦争で中国国内を混乱させ、さらには中国大陸内に満洲国を建設され、辛酸をなめられ続けてきたという恨みがある。
しかし中国(現在の中国:中華人民共和国:中国共産党)と日本は戦争したとこがない。
中華人民共和国建国は1949年であり、そのときはすでに日本は連合国軍GHQに占領されており、中国と戦争するなどと言うことはあり得ない。
日本が戦争したのはあくまでも清国であり、蔣介石率いる国民党の中華民国である。
それが、有りもしない南京事件をでっちあげ、通州事件をひた隠しにし、日本を敵視している。
この敵視は全くの的外れである。

邪魔な日本
中国・ロシア・北朝鮮が日本を恨んでいる理由を先に述べた。
しかし、彼らの国々の中にもまともな者は、彼らの国々の主張がでたらめであることがわかっている。

なぜ彼の国々はでたらめな主張を繰り返すのか?
それは日本人に「自虐史観」を植え付けるため以外の何物でもない。

しかしながらなぜ彼の国々は日本人に自虐史観を植え付けようとするのか?
それは「共産主義に引き込むため」である。

とにかく彼らにとって日本は邪魔で邪魔で仕方がない。

まず地政学的に・・・
世界の覇権を狙う中国・ロシアにとって、とにかく日本が邪魔なのである。
(北朝鮮は中国の属国であるという認識でよい)
世界覇権に絶対に必要不可欠にして最大限強化しなければならない軍隊こそ海軍である。
この海軍を出動させるにも、中国あるいは朝鮮付近に不凍港を得たとしてロシアにとっても、東シナ海かオホーツク海かあるいは津軽海峡を通らないと太平洋に出られないのである。
自宅の玄関前に大きな岩があるようなものである。

地政学的に日本が邪魔だというのはこのことである。

しかも玄関前の大きくて邪魔な大岩には中国海軍(それとロシア・北朝鮮)の動向を監視するカメラが常設され、さらには中国が怪しい動きをすればすぐさま動ける軍隊が常駐している。

世界覇権を狙う中国・ロシアにとって日本に対する措置は2つ。
1・・・中国・ロシア側に引き込むこと。
2・・・日本を攻め落とすこと。

いま、日本国内でもアメリカに助けてもらうべきだという親米反中派===右翼。
いやいや、お隣さんである中国と仲良くすべきだという親中反米派===左翼。
この二者の意見対立が激しさを増しつつある。
この分断を陰であおり、手をたたいてほくそ笑んでいる者がいるということをよくよく肝に命じるべきである。

日本が核を持たなければならないと主張する者の理由
参政党
日本防衛軍の創立」
より
今後日本は米国の後ろ盾がなくなる日が来るだろう。
その日がくる前に日本は憲法改正と自衛隊から防衛軍への変革が必要になる。
そして核武装を余儀なくされることであろう。
しかしそれは日本がやっと大東亜戦争後GHQが仕組んだWGIPが解かれ戦後レジュームから抜け出すことを意味している。
むしろ筆者は日本が、真の日本を取り戻すときであり歓迎すべきことではないかと考える。
日本維新の会の松井一郎代表
政府に「核共有」の議論を求める提言することを宣言。
提言では、今回の教訓として、「核を持たない国は核保有国による侵略のリスクが高い」との認識を示し、「核に関する議論をタブー視することなく、非核三原則の見直し、米国の持つ核戦力の共有に関する議論を開始する」と。
自民党
戦後の日米安保体制を築いた岸信介首相は59年に自衛のための核兵器保有は違憲ではないとの見解を示すなど、核保有の可能性は残っており、今日も内閣法制局長官が防衛のための必要最小限度の核兵器の使用を憲法は禁止していない旨の見解を示している。
新党くにもり
基本政策
三、国防力強化 国防軍創設 国防予算倍増 正直な核武装論議を
日本の核兵器保有、約8割が「賛成」

【アリ…79.2%】
■周辺との交渉で、なまじ中途半端な軍隊より役に立つ。
■核がないと発言権がないに等しい。核保有国はやりたい放題。
■あちこちにあるのに、何を今更(笑)。
■中国の無法を見ると核に限らず強力な兵器なしに外交は無理かも。
■苦しみ抜いて、考慮すべき問題。両手を挙げての賛成は出来ないが。
■最終手段。思わせ振りでもよい。
■尖閣諸島に竹島に拉致…日本は舐められてる。所持=戦争じゃないよ。
■選択肢のひとつ。実質的に米の核の傘の中にいるのだから。
■もはや国連や米国は頼りにならないし、綺麗事ではすまない。
■日本も核武装すべきです。

【ナシ…20.8%】
■アリって言ってるバカは被爆経験者を全員納得させられるんだろうな?
■原発でさえ、しっかり管理できないくせに…。
■被爆国の日本が持ってはいけないもの。
■戦争や人殺しは反対です。
■アリの奴等の気が知れない。国際社会で孤立するよ。
■またかよ! そんなに戦争をしたいか(呆)。
■地震国ではリスクが。安全な兵器開発の方がまし。
■核より凶悪なの、米と共同開発。
■自衛隊が日本軍になってもそれだけは駄目! 他の手立てを!
■ダメ! 絶対!!

核を持つべきだと主張する日本人が懐いている大きな勘違い
核を持つべきだと主張する理由は、先に述べたように核を持つ侵略国家たる中国・ロシア・北朝鮮に取り囲まれた日本を守るため。
というものである。

その対抗手段として、日本も核を持つべきだとしている。

この主張は一見まとものように感じてしまうが、そこには主張の中で言葉に表していない大前提がある。
それは「アメリカとともに」という言葉である。

核を持ったところで、「日本対中国」「日本対ロシア」「日本対北朝鮮」あるいは「日本対中国・ロシア・北朝鮮連合軍」・・・勝てるわけがない。
無意識の中に「アメリカが後ろ盾」という既成概念があるからこそ、「核を持てばアメリカと一緒になって彼の国々と対抗できる」と勘違いしている。

しかしアメリカは絶対に日本を守らない。

日米安全保障条約の全文と問題点

を読めばわかるように、アメリカは自国民の血を流してまで日本を守るわけがない。

現代のアメリカでは原爆投下をどう感じているのか
アメリカで核開発を主導し、「原爆の父」として知られるオッペンハイマーは、広島の惨状を知ってトルーマン大統領に「手が血で汚れているように感じます」と発言し、彼を怒らせたという。
アメリカではこの原子爆弾投下について、「戦争を終わらせるための仕方のない手段だった」という認識が一般的である。
言い方や内容に細かい違いはあれど、「原爆投下が唯一の選択肢」「あれは苦渋の決断だった」と考えるアメリカ人が最も多かったという。

歴史に「たら・れば」はない。
が、あえてここで「たら・れば」を用いるのなら、「もし日本に原爆が落とされていなかったら」「戦争を終わらせる手段が他にあれば」ということになろう。
原爆を落とす以外に先の戦争を終わらせる手段があったのか?
原爆が落とされていなければ戦争はもっと長引いたのか?それとも早く終わっていたのか?
この答えはわからない。

アメリカが戦後から持ち続けている日本への意識
アメリカ第33~34代大統領・トルーマンの有名な言葉
「猿(日本人)を『虚実の自由』という名の檻で、我々が飼うのだ。
方法は、彼らに多少の贅沢さと便利さを与えるだけで良い。
そして、スポーツ、スクリーン、セックス(3S)を解放させる。
これで、真実から目を背けさせることができる。
猿は、我々の家畜だからだ。
家畜が主人である我々のために貢献するのは、当然のことである。
そのために、我々の財産でもある家畜の肉体は、長寿にさせなければならない。
(化学物質などで)病気にさせて、しかも生かし続けるのだ。
これによって、我々は収穫を得続けるだろう。
これは、勝戦国の権限でもある」
ネットで少し話題になっている記事から引用した。

この発言が本当にあったのか?それとも後世に作られたのか?
あったとしたら、いつ・どこで・誰にむかって発言したのか?
根拠となる情報源がどこにも見当たらない。

ソースは今のところどこにもない。

しかし一つ言えることは、現代の日本がこの発言通りの姿を呈しているということである。

日本が好き、日本人が好き、日本の文化が好き、日本の景色や四季が好きというアメリカ人は嬉しいことに多い。

しかし、アメリカの上層部は違っているようである。

アメリカの駒
日本はアメリカにとって収益をもたらす「家畜」なのである。
いや、「家畜」でしかない。

一例を挙げれば・・・
1989年10月、三菱地所がロックフェラーグループ(RGI)を約2200億円で買収することを決定。
アメリカの象徴ともいえるロックフェラービルを日本企業が買収したことで、米国全土で激烈な「日本たたき」のうねりが巻き起こった。
「バベルの塔」ならぬ「バブルの塔」と呼ばれたロックフェラーセンターだが、程なくバブルは崩壊。
RGIは95年に破綻。
三菱地所は96年3月期にRGIの株式評価損として1500億円強の特別損失の計上。
三菱地所は6年半で1500億円の損失。
年平均約230億円の損失。
「そんなバカみたいな金額では、さすがに買わないだろう」と金額を吹っ掛けたところ、三菱地所は嬉々として食いついた。
アメリカはうまい具合に損害を与えて安く買い戻した。
そんな流れである。

つまり、アメリカにとって日本企業は「パートナー」ではなく、アメリカが儲けるための「駒」でしかないのである。
それは日本の「企業」だけではない、「日本」そのものすらもアメリカの駒でしかないのである。

日本の防衛力はアメリカの商売
日本の防衛力はアメリカによって成り立っている。
それは、決してアメリカが日本を守るためではない、アメリカのお金儲けのためだからである。

結論・日本が核を持てない最大の理由
1945年8月6日・8月9日、アメリカは広島・長崎に人類初の核兵器を日本に落とした。
これによって日本は敗戦となり、日本が占領され、今に至っている。

トルーマン大統領が言ったとおり、日本の家畜化が成功した。

アメリカは人類の最強にして最終兵器である核で日本を叩き潰したのである。

以降、まさにアメリカによって与えられたエサによって家畜国家・日本は成り立ってきた。

アメリカにとって日本はアメリカの家畜であり続けなければならなくなってしまった。

その家畜が最終兵器である核を持つことを、アメリカが許すことは絶対にない。

たしかに核は最大の攻撃力を持ち、これ以上ない抑止力でもある。
それと同時にもっとも危険な自爆装置でもある。

養豚業者が、飼っている豚を狙っている柵の周りにいる狼や野良犬から身を守るために、その豚に自爆装置を巻き付けるか?
そんなことはするわけない。

養豚業者が武器を手に持って狼や野良犬から飼っている豚を守るはずである。

アメリカも日本に対しては同じことをするのである。

結論・日本は絶対に核兵器を持つことはできない。

update 2023.8.15
since 2023.8.15

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