トンガ噴火の規模と影響

1月15日の日本時間午後1時頃、トンガの首都がある島から約65km離れた「フンガトンガ・フンガハアパイ」と呼ばれる海底火山が噴火。

火山の爆発規模は、「火山爆発指数(VEI)」と呼ばれる世界共通の指数で表される。
0~8まで9段階あり、1増えるごとに噴出量は約10倍になる。
5以上は「非常に大規模」とされ、江戸時代の1707年に起きた富士山の宝永噴火は「5」。
7以上は、人類や文明に大きな影響を与える「破局噴火」と言われる。

今回、噴煙の高さは20キロ以上で成層圏に達し、直径は500キロ以上と北海道に匹敵。
衝撃波は、噴火地点から同心円状に秒速約300メートルで広がったと見られている。

噴煙の高さ・大きさ、衝撃波の強さから、今回の噴火のVEIは「6級」と試算する。

思い出されるのは、1991年6月に起きた、20世紀最大の噴火といわれるフィリピンのピナトゥボ火山の大噴火。
VEIは6で、1700万トン近い二酸化硫黄を含む火山ガスが放出され、大量の微粒子が発生して太陽光を遮り世界の平均気温を0.4度押し下げた。
2年後、日本ではコメが大凶作となり、タイ米を緊急輸入。
コメを販売する店に長蛇の列ができ「平成のコメ騒動」などと呼ばれた。

今回の噴火による気候への影響は限定的との見方がある一方で、災害リスクマネジメントが専門の立命館大学環太平洋文明研究センターの高橋学特任教授はこう指摘する。
「トンガの噴火は今後も活動が続く可能性は否定できません。継続次第で、地球全体の気温が下がり、寒冷化が進む可能性が考えられます」

そうなった場合、コメ、小麦、トウモロコシなどの穀物に影響が出ると語る。
「日本は再びコメ不足になるかもしれません。
さらに日本は、小麦の約9割をアメリカやカナダ、オーストラリアからの輸入に頼っています。
いま小麦が値上がりしていますが、今後さらに値上がりする心配があります。
また、特に風下に当たるオーストラリアに火山ガスによる酸性雨が降れば、影響は甚大です」

噴火のメカニズムに詳しい東京大学の藤井敏嗣名誉教授は
「世界で見ると、数十年に1回、あるいは100年に数回の規模の噴火だ。
正確には今後の調査が必要だが、経験的には、数立方キロから10立方キロくらいの噴出物が出たのではないか。
1991年にフィリピンで起きたピナツボの噴火に匹敵するか、やや小さい噴火だったと考えられる」

と指摘している。

※ピナツボ噴火(1991年)…フィリピンにあるピナツボ火山の噴火で、20世紀最大級の噴火とされる

1991年のフィリピン・ピナツボの大噴火では、噴火の影響で地球全体の平均気温が0.5度程度下がったとされ、2年後には日本でも日照不足で米の生産量が減少してタイなどから輸入する事態となった。

図1
図2
20220121_01_14
https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/select-news/20220121_01.html
図3
図1・図2・図3を照らし合わせて見れば、このトンガ噴火が太平洋プレートとオーストラリアプレートの境界線上にある造山帯で起きたことが一目瞭然である。
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update 2022.1.27
since 2022.1.27

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