株、バブル崩壊後最高値 31年ぶり水準、時価総額最大 | ||||||||||||
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株、バブル崩壊後最高値 31年ぶり水準、時価総額最大 | ||||||||||||
9/14(火) 15:06 配信 14日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続伸し、前日比222円73銭高の3万0670円10銭で取引を終えた。 2月16日に付けたバブル経済崩壊後の終値最高値を更新し、1990年8月1日以来約31年ぶりの高値水準になった。 東京証券取引所第1部の全企業の株式時価総額は過去最大となった。 新型コロナウイルスワクチンの接種率上昇で、経済正常化が進むとの見方が追い風となった。 東証1部の全体的な値動きを示すTOPIXは21.16ポイント高の2118.87で、約31年ぶりの高値。 東証1部全企業の株式時価総額は約778兆円に膨らみ、3営業日連続で最大を更新した。 |
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株、バブル崩壊後最高値 31年ぶり水準、時価総額最大(共同通信) - Yahoo!ニュース | ||||||||||||
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株価上昇の裏側と将来展望 | ||||||||||||
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「バブル崩壊後の最高値を更新」と報道されたところで、ほとんどの人が「へぇ~、そうなんだ」という感想だろう。 なぜか? 全く実感が伴わないからである。 ただ、一部の投資家は株価上昇によって大金を手にした者もいる。 「投資家は不労所得だ」と、あたかも非難的な言葉で呼ばれることもある。 しかし、投資家は経済学を広く深く学び、情報を多く集め、頭脳を駆使して先を読み、そしてリスクを抱えながら利益を得る。 大金を手にするために、人一倍努力しているので、我々は決して非難することはできない。 また、株価が上がることによって大金を手にする者もいれば、株価上昇によって損する人もいる。 逆に、株価が下がることで損する人もいれば、株価下落によって大金を手にする者もいる。 「『株価が下がって利益を得る』ってどういうこと?」と疑問に思うかもしれない。 こういうことだ。 例えば、ボールペンを「株」としてみよう。 「ボールペンの価値が上昇する」と見込んで、100円をボールペンに投資したとする。 狙い通りに、このボールペンの価値が上昇して200円になったとする。 このときにボールペンを売ってしまえば、100円で買ったボールペンが200円で売れたのだから、100円の利益になった。 これは「株価上昇」によって利益を得るという例である。 逆に、「ボールペンの価値が上昇するとの見込み」が外れて、100円で買ったボールペンの価値が50円になってしまったら、50円の損ということになる。 では、株価の下落によって利益を得るとはどいういうことかというと・・・・・・ ボールペンの価値が下落すると見込んで、まず初めに、100円の価値のあるボールペンを買うのではなく、人から「借りる」のだ。 もちろんそのボールペンの持ち主にレンタル代金を払うわけだが。 わかりやすく、ここではレンタル代金を10円としておく。 そして、ボールペンの価値が上昇すると見込んでいる者に、自分の所有物ではないのに、100円の価値のあるボールペンを先に「売っちゃう」のだ。 狙い通り、ボールペンの価値が下落して50円になったとする。 このときに、(借りていた)ボールペンを50円で買い戻して、元の持ち主に返すのだ。 そうすると、100円で売ったボールペンを50円で買い戻すわけだから、50円の利益となる。 そこにレンタル代金として最初の所有者に、50円の利益のうちの10円を支払う。 そうすることで、40円の利益を得ることができるのである。 これが「株価下落によって利益を得る方法」である。 このとき、「ボールペンの価値が下落する」との見込みが外れて、ボールペンの価値が上昇して200円になってしまったら・・・・・・ 100円で売って200円で買い戻し、さらに10円のレンタル代金を支払わないといけないので、110円の損ということになる。 ここで忘れてはいけないことは、「ボールペンの価値が上昇すると見込んでいた者」の存在である。 「ボールペンの価値が上昇すると見込んでいた者」は、100円で買ったボールペンが50円になってしまったのだから、50円の損となったのである。 つまり、株で儲けることができるのは、「株で損した人」がいるからである。 そういうと、このように反論する者がいる。 「株価が上昇したら、みんなが儲けることができるではないか!」と。 たしかに、株価が上昇すれば、「数字の上では」みんなが儲けることができる。 ここで一度確認しておきたい。 ボールペンが必要だからこそ、そこに「価値」が付いてくるのである。 そしてもう一つ、踏まえておかなければならないことがある。 それは、「今のままであれば」という大前提に立っているということ。 2019年の暮れまで、誰が今のこのコロナ禍の世の中を予想できたであろうか? また、誰がこれからの世の中を予想し得ようか? 首都圏直下と南海トラフの超巨大地震は眼前に迫り、また、悪性感染症は日ごとに強まっていく。 そのとき、一瞬にしていまの社会経済は吹っ飛び、人々は塗炭の苦しみを味わう。 いま、株価がバブル崩壊後の最高値を付けてお金持ちになれたと世間はみんな喜んでいるようだが、間もなくその喜びは一瞬にして吹っ飛ぶ。 まさに「砂上の楼閣」である。 そして「火宅の子」である。 そのとき、「通帳に記入されている『数字』」は、そのすべての価値を失い、意味のないものとなる。 浮かれすぎだ。 まず最優先で成すべきことは、安定的な食糧と水の確保。 「賢人は安きに居て危うきを欲い、佞人は危うきに居て安きを欲う」。 賢人は、たとえ現在は安穏であっても将来起こるであろう危機を憂える。 だが口だけ上手で心の邪な佞人は、危機が眼前に迫っていても、なお目先の安逸を求める、と。 |
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