自民・二階幹事長、河井陣営への1億5000万「私は関係していない」
自民・二階幹事長、河井陣営への1億5000万「私は関係していない」

5/17(月) 20:40 配信


自民党の二階俊博幹事長は17日の記者会見で、令和元年7月の参院選前に河井案里前参院議員の陣営に党が選挙資金として提供した1億5000万円について「私は関係していない」と関与を否定した。
林幹雄幹事長代理は「当時の(甘利明)選対委員長が広島に関しては担当していた。そういった意味で、細かいことは幹事長はよく分からないということだ」と説明した。
二階氏はまた、「(1億5000万円の支出について)関係していないから、(自身は)関係ないということを言っているのではない。その事態をはっきりしておくために言っただけのことだ」とも語った。

産経新聞 5/17(月)配信】
和歌山の英雄---二階俊博の発言である。

自民党幹事長とは
Wikipediaによると
●総務会長、政務調査会長、選挙対策委員長とともに、党四役として同党総裁を補佐する。党則上総裁に次ぐとされる同党副総裁は常設の役職ではないので、幹事長が事実上の党ナンバー2とされる。党最高責任者である総裁が内閣総理大臣である場合は、総裁の代行として党務全般を幹事長が握る
●田中角栄は自民党幹事長について「何回やってもいい面白い仕事だ」と述べたことがある(一方で総理総裁については「総理なんていうのは、一回やれば結構だ。血圧と血糖値が上がる商売で、とても身がもたない」と答えている)。
幹事長の最大の仕事は、選挙活動を指揮し、勝利することである。幹事長は立候補者に対する公認権を持ち、さらに党財政も管理しているため、公認と資金両面から党内において絶大な発言力を握る。【Wikipedia自由民主党幹事長】
とある。

通常、選挙前と選挙期間中の選挙資金の支出は、もちろん初立候補と2期3期候補とは異なるが、一般的に2,500〜3,000万円かかると言われている。
単純に、一般的な選挙資金の5倍ものお金が河井陣営に流れたということである。

なぜ一人の無名の女性議員に対して、そこまで力を入れたのであろうか?

そのわけは
「首相の責任」「もう過去の人」 安倍首相はかつてこき下ろされた“あの男”を許さない
参院選を目前に、安倍晋三首相(64)が、仇敵を抹殺するべく、広島での“仁義なき戦い”に力を入れている。

仇敵とは溝手顕正(けんせい)前参院議員会長(76)のこと。
2007年夏の参院選、安倍首相は小沢民主党に惨敗したが、続投に拘泥した。
当時防災相だった溝手氏は会見で「首相本人の責任はある。(続投を)本人が言うのは勝手だが、決まっていない」と痛烈に批判した。
12年2月にも、野田佳彦政権に対し、消費税増税関連法案への賛成と引き換えに衆院選を迫る「話し合い解散」を主張した安倍氏を、会見で「もう過去の人」とこき下ろし、波紋を呼んだ。
安倍氏は、そうした恨みを片時も忘れない。
参院議長を決める16年夏、岸田派は溝手氏を推したが、「首相が反対して止めた」(党幹部)。
そして、今回の参院選。定数2の広島選挙区で楽々と当選を重ねてきた溝手氏に、同じく自民公認の新顔として、河井克行総裁外交特別補佐の妻・案里元県議を刺客としてぶつけたのだ。
すでに安倍事務所のスタッフ数人を広島に常駐させるほど力を入れている。
6月2日に広島で開かれた案里氏の決起集会には、首相に近い塩崎恭久元厚労相の他、森山裕国対委員長、山口泰明組織運動本部長、吉川貴盛農水相らが出席。
森山ら3氏はいずれも菅義偉官房長官に近く、官邸こぞって案里氏に肩入れする構図だ。
水面下では他の党幹部にも溝手氏の応援に入らないよう要請。
「首相は『野党が弱い広島では2人通せる』と表では言うが、『溝手は落ちていい』という本音が透けてみえる」(政治部記者)。

ただ案里氏も盤石ではない。
夫は16年、「週刊文春」で秘書への暴力や女性記者へのセクハラ問題を報じられ、地元でも評判が悪い。
昨春、岸田文雄政調会長の県連会長退任に伴って後継かと目されたが、県議らが宮沢洋一参院議員を推し「河井会長」を必死で阻止したほどで、温厚で知られる岸田氏も「嫌い」と公言する。
案里氏の評判も芳しくない。
「国政に出ることばかり考えている野心家だが県議4期でさしたる実績はない」(地元政界関係者)と厳しい声も。
岸田氏は自派閥の溝手氏を全面支援の構え。
「首相とは『どんな結果でも互いが傷つかないようにする』というあうんの呼吸がある」(政治部デスク)というが、万が一溝手氏が落選すれば、岸田氏の派閥領袖としての権威は地に堕ちる。
ポスト安倍レースに生き残るためにも、正念場だ。
週刊文春 2019年6月27日号】

この記事が事実だとしたら、主犯は安倍、共犯者は安倍の側近となる。
安倍の私怨で溝手顕正氏を落選させるために、1億5000万円という莫大な選挙資金を流したということになる。

ただし、だからといって二階が「関係ない」というのは筋が通らない。
自民党のナンバー2のポストで、どの選挙区に誰を立候補させ、党の財政も掌握している幹事長が「知らぬ存ぜぬ」とは何ごとか。

「私は関係ない」というのであれば、ナンバー2のポストである幹事長の意向を無視して不正資金流用したということである。
ナンバー2のポストである幹事長の意向を無視できるのは、トップである「総裁」だけである。
総裁とは安倍である。
すなわち「私は関係ない」ということであれば、「安倍が勝手にやった」ということである。

たが、本来であれば、トップである総裁であろうとも、勝手に党の資金を動かされたならば、幹事長としては面目丸潰れである。

そもそも、政党助成金とは、その原資は国民の血税である。
国民から「安心して暮らせるように国を運営してほしい」と「委託」されたお金である。

これを安倍の「私怨」に使われ、与党幹事長は「私には関係ない」と。

結果的に、1億5000万円という莫大な選挙資金を使って河井案里を当選させ、怨敵である溝手氏を落選させるという思惑は成功した。
そして御褒美として夫の河井克行は法務大臣というポストを得ることとなった。

いつの時代でも、どの国でも、例外なく、国の亡ぶ前兆として「政治腐敗」がおこる
政治家は私腹を肥やし、国民を奴隷のようにこき使う。

亡国必至の時代である。

なぜ、何が何でも「オリンピックは必ずやる」というのか?
単純な話である。
これは「国民に対する目くらまし」のためである。

和歌山県民は、次期総選挙で、何が何でも二階を落選させなければならない。
これは和歌山県民の日本国民としての「義務」である。

しかし無理だろう。

公共事業という毒入りの甘い蜜に群がる蟻のごとき土建業者が嬉々として二階に投票するからである。

亡国の前兆はすでにあり。
超巨大地震は目の前に迫り、新型コロナとその変異株によって経済は壊滅状態となり、中国は日本を侵略するために牙を磨いている。

腐敗堕落の政治家にこの危機を乗り越える意思も能力もない。

亡国日本を救う唯一の秘術はたった一つ。
update 2021.5.18
since 2021.1.30

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