2020/10/3 | 無力な国連
この事態に対し国連安全保障理事会は
そもそも国連とは
多くの人は「国連とは、世界中の紛争を解決する力を持った組織」だと認識していると思われる。 しかしこれを読むかぎり、国連は「紛争解決のための交渉の場」のようである。 ようするに「みんなで集まって問題解決のために話し合いましょう」というものである。 その結果、今回のアルメニアとアゼルバイジャンの事態を受けて、「国連の安全保障理事会は29日緊急の会合を開き、議長を務めるニジェールのアバーリ国連大使は、各国が大規模な戦闘に懸念を示し、双方の武力の行使を厳しく非難するとともに、民間人の犠牲が出たことに遺憾の意を表明したことを明らかにしました」と。 「お前ら喧嘩せずに仲良くしろよ!」と仲裁に入ることが国連の意義であるようだ。 「国際連合は中国、フランス、ソビエト連邦、イギリス、アメリカおよびその他の署名国の過半数が批准したことを受けて1945年10月24日に正式に設立された」とある。 その結果、国連の安保理常任理事国が米英仏ロ中の5大国となったのである。 しかしよく考えると、その設立当時の5大国のうち、ソビエト連邦は崩壊して消滅した。 中国(中華人民共和国)は1949年に建国されているのであるから、1945年に設立された当時の中国と、現在の中国は全く別物である。 それなのに拒否権を持つのは筋が通らない。 この5大国によって国連安保理が運営されているのである。 紛争などの問題が解決できるわけがない。 |
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