宮司殺人事件
2017/12/11

平成29年12月7日、東京の富岡八幡宮の宮司・富岡長子さん(58)が弟であり元宮司・富岡茂永容疑者(56)に日本刀で切られ殺害されたとみられる事件が発生した。
茂永容疑者は、犯行直前に複数の神社関係者に息子を宮司にすることを要求した文書を送ったとみられることがわかっているが、文書が地元の警察署長を含む20か所以上に届いていたことが新たにわかった。
文書には他にも、「死後においてもこの世に残り怨霊となり永遠に祟り続けます」などと書かれていたという。

近年物騒な事件が異常に多発しているが、この事件の異質さは特に注目に値する。

この事件のニュース報道で、私は二つの驚くべき光景を目にした。
一つはこの事件そのもの。
そしてもう一つは、この事件が起きてもなお、この神社に参拝に来る参拝者の姿である。

この事件について深く切り込んでみたい。

そもそも、「八幡宮」とは何なのか?
日本守護の善神は二神あられる。
すなわち天照大神と八幡大菩薩である。
この八幡大菩薩とは、具体的には第十六代・応神天皇の御事である。
そしてこの八幡大菩薩をお祀り申し上げているところが「八幡宮」なのである。

もう一つの疑問である「宮司」とは何なのか?
その神社に祀られている神に最も近い存在であり、その神社の最高権力者であり、また最高責任者である。

その「八幡宮」で、その現「宮司」が、身内も身内、弟である前「宮司」に殺害されるとは何たることか!

参拝者は御賽銭を握りしめて、利益を求めて八幡大菩薩に祈りに来る。

この事件を見てみよ!
八幡大菩薩に最も近い「宮司」が殺害されたのである。
全く利益がないではないか!

利益がないのになぜ参拝に行くのか?
この姿こそ「洗脳」である。

八幡大菩薩は日本守護の神ではないのか?
日本を守護すると言いながら一人の宮司も救えなかったではないか!
日本を守護するというのは嘘だったのか?
八幡大菩薩に祈っても利益がないではないか!

そもそも八幡大菩薩は架空の神なのではないのか?

前述したとおり、八幡大菩薩は実在の天皇であり、実在の国主である。
八幡大菩薩即ち第十六代応神天皇は、世界一の陵墓を持つあの仁徳天皇の父親である。
この応神天皇の国民に対する慈しみによって利益を受けた国民が、応神天皇を神の如くに敬ったのが八幡大菩薩なのである。

ではなぜ八幡大菩薩は一人の宮司を救うことができなかったのか?

それは、八幡大菩薩は八幡宮を去り、日本を去ってしまったからである。

ではなぜ八幡大菩薩は八幡宮を去り、日本を去ってしまったのか?

その根本原因は「神は非礼を受けず」の言葉に集約されている。

和歌山の有名な神社周辺を見てみるがよい。
地元住民は、神を「世界遺産」との名のもとに、あたかも「客寄せパンダ」の如くに扱い、金集め・商売道具として扱う。
そして信仰心どころか何の神が祀られているのかさえ知らないどこかの国の者を呼び集めてお金を落とさせる。
参拝者は礼儀を知らず、街中を我が物顔で闊歩し、夏は男女問わず肌を露出し、あたかも「参拝に来てやっているんだ!利益を寄こせ!」と言わんばかりである。

少し系統は逸れるが、毎年二月六日に神倉神社で御燈祭なるものが行われる。
是非当日神倉神社周辺に来て実態を見てみてほしい。
服は開け、酔っ払いどもは大声で騒ぎ、違法駐車し、翌朝のごみの散らかり様を見てほしい。
バカなんじゃないかと思う。

長大息の他に出てくるものがない。

まさに神に対する「非礼」の極みである。

この非礼によって神は日本を去ってしまったのである。

では神社や八幡宮には何も居ないのかというと、そうではない。
実は去ってしまった神に替わって、魔や鬼が入り込み住み着いているのである。

冒頭の事件の詳細を見聞きすると、殺害された宮司はホストクラブ通いで、時には一晩に100万円を使い込んだとか。
あるいは容疑者である元宮司は夜な夜な銀座を飲み歩き、月に200万円以上使っていたという噂もある。

そんな大金がどこから入ってくるのか?
その答えはごく簡単である。
参拝者の御賽銭だ!

参拝者の浄財がそんなところに使われているというのが実態なのである。

神への浄財だと思って賽銭していると思い込んでいるようだが、そんなものに御利益なんかあるわけがない!

この実態こそが魔や鬼が入り込んでいるという証拠である。

ここで魔や鬼について少々説明する。
魔や鬼が念願するところは何なのか?
魔や鬼とは、人が不幸になっていくことを最高の喜びとしている存在なのである。

すなわち、魔や鬼が住み着いた神社に参拝するということは、魔や鬼に力を与える行為なのである。
そしてさらに魔や鬼が力を蓄えると、今度は魔や鬼はより多くの人を不幸にすべく、災を起こし、難を起こす。
即ち天変地夭飢饉疫癘等の三災七難が起こるのである。
逆説すると、三災七難の根本原因はここにある。

では魔や鬼の力を奪う方法はないのか?
それは簡単である。
参拝を止め、供養を断つことである。

ここまで言ってもわからない者はわからないままであろう。
聞く耳を持たずに「そんなお前の思い込みに左右されてたまるか!」という者もいよう。
「俺のやりたいようにやるんだ」という人もいるだろう。

魔・鬼はこれを見て高笑いしていることであろう。

序にもう少し突っ込んで話をしよう。

賽銭で得たお金は、当然「非課税」である。
すなわちその賽銭のすべてがその神社の懐に入るのである。
こんなおいしい話は他にはない。
さらに言うと、マネロンの温床はここにある。

初詣など絶対に行くな!といっても行くであろう。
ではその時、もし宮司に会うことができたら、宮司の顔を見てごらんなさい。
神妙な顔の下に隠している含み笑いを!!

前述したが、魔・鬼の力を奪う最善の方法こそ参拝を止めることだが、国としてまずすべきことは「宗教法人への課税」である。
日本に宗教法人がいくつあるか?
統計によると、平成二七年度末時点で約18万。
そしてその信者数は何とおよそ1億9千万人。
日本の人口が約1億2500万人であるから、おかしいではないか?という疑問も出てこよう。
答えは簡単。
掛け持ちである。
この「宗教法人への課税」によって国としてかなりの収入になるはずである。

ではなぜ国は宗教法人への課税を躊躇しているのか?
これも答えはいたって簡単。
国会議員のバックボーンに宗教法人があるからである。
即ち国会議員にとっての大票田であるから、やすやすと宗教法人への課税ができないのである。

それどころか、日本の神社を統括している「神社本庁」のフロント組織である「神道政治連盟国会議員懇談会」の会長を務めているのが、誰あろう安倍晋三内閣総理大臣である。
また、もう一つの日本最大の右翼団体である「日本会議」の下部組織である「日本会議国会議員懇談会」の特別顧問こそ安倍首相と麻生副首相である。

宗教法人への課税などできようはずもない。

魔・鬼の極みここに尽くせり。
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